いつか来るであろう両親介護のためにヘルパー資格を取り高齢者介護の勉強をしていましたが、両親介護の前に息子の介護をすることになりました。

交通事故で脊髄を損傷した息子は、体の麻痺と排泄障害のために介護が必要となりました。
在宅で介護を始めましたが肉体的にも精神的にもダメージが大きくなったため、再度介護の勉強を始めました。

先の長い介護をするにあたり、イヤイヤするのではなく楽しむためにはどうすればよいか、楽するにはどうすればよいかを考えるようになり、介護される方も介護する方も楽しく楽に介護する方法と考え方を身に付けました。

最初は自分だけのためでよかったのですが、多くの方から介護方法や気持ちの持ち方を教えてほしいと依頼があり、個別相談や講演・講義という形でお伝えしています。

当初は個人の相談が多かったのですが、施設や病院スタッフからの相談や技術指導の依頼が増えています。
看護学校やヘルパー研修では、正しいおむつの選び方や着け方を教えてもらっていないのです。また、排泄ケアが楽になればスタッフの負担が減り経費も削減されるため、病院施設での研修の必要性が見直されています。

高齢者、障害者、障害児童、本人はもちろん家族・スタッフ、どなたでも前を向いて進んでいる方を応援いたします。